パサートヴァリアントの荷室容量はカタログ値(VDA法計測)で650Lです。これは床下のスペース(元はスペアタイヤ用のスペース?)まで含んでおり、床板上の容量としては、GTEの483L相当ではないかと思います。
前前車の三菱ディオンで積めていた同じ荷物が、前車のゴルフヴァリアントでは手狭となり(トノカバー外して、詰め方工夫して何とか載っていた)、パサートヴァリアントではまた余裕で載るようになったので、リットル表記の荷室容量と実際の荷物の入り方は違うのではないかと思い、他車含めて調べてみました。
パサートの荷室詳細
・荷室の奥行き 1140mm
・床面ホイルハウス間(最小幅) 1000mm
・床面最大幅 1440mm
・容量(VDA法) 650L
荷室として主に使えるスペースは、奥行き✕最小幅で、最大幅の部分は後輪後のスペースで、ポケットになっている事が多いと思います。
なお、パサートヴァリアントは、床板を一段下げることもでき、その場合80mm程床が低くなります。
VDA法の計測は、床板下のスペースも含んでおり、座席の背もたれの高さまで(トノカバー閉まるくらいか?)1Lの箱を詰めて計測する様です。
私が保有していた車の荷室比較表を作ってみました
奥行き 最小幅 開口幅 最大幅 容量
パサート 1140 1000 1080 1440 650L
ゴルフ 1050 990 1040 1270 605L
ディオン 1050〜 900 1200 1300 不明
1メートル強の長尺なとあるケースを載せるとき、パサートは縦にも横(荷室奥)にも真っ直ぐ入り、ディオンの時は縦に入り、ゴルフヴァリアントの時は縦にも横(荷室奥)にも真っ直ぐ入らず、斜めにしないと入りませんでした。
上記の荷室寸法と、ある物が載る載らないの辻褄が合いませんが、寸法は床面基準としてますので、奥行き方向は座席の背もたれの関係で床面から上に上がるに従ってサイズが小さくなり、最小幅は、タイヤハウス出っ張りの形状の影響で、床面から上に上がるに従ってサイズに余裕が出来たからではないかと思っています。
主要なワゴン車も調べてみました
奥行き 最小幅 開口幅 最大幅 容量
レヴォーグ 1070 1080 1115 1370 482L
アテンザ 1100 1000 1050 1570 506L
3シリーズ 980 960 1100 1210 495L
C class 1110 940 1120 1200 450L
A4 avant 1060 1000 1000 1250 505L
各車の荷室写真を見る限り、一番荷室のパッケージングに優れているのはレヴォーグでないかと思います。最大幅部分まで仕切りもなくフラットであること、タイヤハウスの出っ張りが最小限で、その上にも物を載せる(立て掛ける?)事が出来そうなことからです。