パサートの自動ブレーキは、プリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」(歩行者検知シティエマージェンシー)で、二つの機能が合わさっています
・全速度域においてレーダーで前方の車両との距離を検知
・45km/h未満でレーダーとフロントカメラが連携し、車両だけでなく歩行者も検知
→危険を検知すると注意喚起→回避やブレーキ操作が不十分な場合自動的にブレーキ作動
これがどのくらい有効かですが、EuroNCAPのデータは見つかりました
EuroNCAP
https://www.euroncap.com/en/results/vw/passat/7900
関連するビデオ見ると、対歩行者でも止まれているようですが、何km/hまで完全に機能するかはわかりません
JNCAPのデータを調べてみたところ、ゴルフ7の試験結果がありました
http://www.nasva.go.jp/mamoru/active_safety_search/list_search_vw.html
対静止車両は30kmでも止まれないようです
Volkswagen Tech Day 2016の記事を見ると下記の記述があります
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/749123.html
「ミリ波レーダーを使ったタイプのクルマでは、このバルーンだと先行車として“騙す”ことができないということだ」
また、ゴルフ7.5、ティグアンではミリ波レーダーの機能が強化されています
・レーダーのみで、5-65kmで歩行者検知、5-30kmでシティエマジェンシーブレーキ
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/277609/040400009/
ミリ波レーダーだけで歩行者を検知
ティグアンのEuroNCAPの結果はありました
http://www.euroncap.com/en/results/vw/tiguan/24845
自動車評論家の国沢氏のブログでは今年3回ほどゴルフ7の自動ブレーキをDisる記事が書かれていたので、パサートではどうなの?と思って調べましたが、よくわかりませんでした。
実際は自動ブレーキがかかる前に、警告があり、それでもブレーキ操作をしない場合に自動ブレーキを掛けるとの事ですので、自動制動に頼らず、警告があった場合は即ブレーキ踏むなど、運転支援の一つと思って使うのが良いのではないかと思います