Ogg Vorbisは音楽のデジタルフォーマットの一種です。MP3やAACなどがこの世界では有名なのでしょうが、MP3と比べて同等の音質なら少ないビットレートで表現できるとの事です。
また、特許技術を使っておらず、GPLに従ってリリースされているので、Freeで使うことが出来ます。
ひょんなことからZaurusでOgg Vorbisが再生できることを知り、試してみました。
まずはOgg Vorbisフォーマットの音楽ファイルを作るところからはじめます。CDから吸い上げてエンコードするツールとしてCDexを使ってみました。
特徴として、CDから丸ごとエンコードできること、Ogg Vorbis対応でライブラリが入れ替えられること、CDDBに対応していることなどが上げられます。
CDexは
http://cdexos.sourceforge.net/ から落とせます。
英語のソフトですが、
日本語化パッチが出ています。
(マルチメディア→MP3関連 とたどるとダウンロードできます)
エンコードライブラリとしては、
aoTuvがいいらしいので、Win32版のDLLを落としてきます。
CDexをインストールした後に、DLLを入れ替えます。
CDexを立ち上げて、まずは言語の設定を行います。
Option→Language→Japaneseで日本語になります(パッチ適用要)
次にエンコードの設定を行います。
オプション→設定→エンコーダと開き、エンコーダを「Ogg Vorbis」(aoTuvの表記もあるはず)。エンコーダオプションでビットレートを80Kbpsとします(MP3の128Kbpsと同等の音質らしいです)
またリモートCDDBを開いて、サーバを追加で「freedbtest.dyndns.org」を追加しておきます。うまくいけば日本語のCDDB情報が取得できます。
あとはおもむろにCDを突っ込んで、タグ情報をCDDBから取得し、F9でエンコードすれば、デフォルトでマイミュージックのMP3フォルダ以下に、アーティスト・アルバム毎にフォルダ分けされて格納されます。(設定変更は可能です)
尚、マシンのCPUパワーを喰う割にはエンコードに時間がかかったりします。
長くなりましたので、次回にPCでの再生 Zaurusでの再生について書きます。